いまさら聞けない相続税の仕組み

いまさら聞けない相続税の仕組み

相続対策の専門家が相続問題をさまざまな面から、分かりやすく解説する相続知恵袋です。なかなか人には聞けない相続問題。あなたにとって目からウロコが落ちる回答がきっとあります。毎月発信しておりますので、ぜひご覧ください。

売掛先の会社が倒産!!!

売掛先の会社が倒産してしまった場合、その会社に対しての売掛金・受取手形が回収できなくなり、大変なことになります。
あっては困りますが、普段から、得意先の会社の動向を掴んでいく事も大切です。

 

しかし起こってしまった場合、どうしたらよいでしょう。
あてにしていた入金がなくなってしまいますから、当然、資金繰りが変わってきますので、すぐに後の資金繰りを組み直さなければなりません。
そして、今まで資金繰りがまわる計画であったのに、その得意先の倒産によって入金予定がなくなり、
資金繰りがまわらなくなってしまうのなら、どのように資金繰りをまわすか?

 

次の順番で考えます。

 

1.銀行から融資を受ける。
2.融資を受けられない場合、支払いの優先順位を考えて、支払いを止めていく交渉をする。

 

■ 1.銀行から融資を受ける

 

銀行から融資を受ける場合、得意先が倒産した事実を銀行に伝えた方がよいのかどうかについて自社の財務諸表が悪くなると考え、言わない方が良いのでは、と考えがちですが、いずれ銀行に分かってしまいます。
いずれ銀行に分かるのであれば、早めに銀行に、得意先の倒産は報告した方がよいのです。そして得意先の倒産の結果、資金繰りはどう不足するのかを伝え運転資金として融資を受けたい、という話をします。

 

その時に、次のことを銀行に報告します。

  1. 得意先の倒産により、どれだけの貸倒れが発生する見込みか。
  2. 自社が、その得意先の倒産により今後の資金繰り・利益にどう影響があるのか。またその結果、自社の業績予想はどうなるのか。
  3. 業績が悪くなることで、今後どんな対策を行っていくのか。これらを、口頭ではなく、計画書などで報告します。

 

■ 2.融資を受けられない場合、支払いの優先順位を考えて止めていく交渉をする。

 

得意先が倒産し、銀行からも融資が受けられず資金繰りがまわらなくなる場合、支払いを止めて資金繰りをまわしていく方法です。

 

(1)銀行融資の返済

(2)税金・社会保険

(3)諸経費

(4)買掛金・支払手形

(5)給与

 

以上のような順番でしょうか。  
支払いを止めている間に、いち早く利益体質を作って、支払いの再開をできるようにしていきます。
過去の事例で、振り返ってみますと、なにより、決断と行動のスピードが大切だと感じます。

 

株式会社大成経営開発  岡村泰


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