1.「仕事」と「稼ぎ」とは同じ意味.....?!!

※ 当たり前すぎて、普段は改めて考えることもない質問だと思いますが、 『あなたは会社に何をしにきているのですか?』と尋ねられたら、皆さんはどう答えますか.
※ 私の予想では、『仕事をしにきている』と『稼ぎにきている』の二つの答えが高い割合を占めるのではないかと思います.
※ そこで、まず「仕事」について考えてみたいと思います.この漢字をみるたびに、昔の人の素晴らしさ、凄さに感心しますが、この「仕事」という字を分解しますと、イ(人)が、士(サムライ・・・心)を込めて、事に当たると読めます.
※ 一方「稼ぎ」を分解してみますと、禾(穀物・・・イネ)、家(佳・・・良い)つまり稲が良く実るという元の意味があり、国語辞典によれば「稼ぐ」とは、一心に良く働くということだそうです.
※ 「仕事」と「稼ぎ」が、ともに心を込めて(一心に)働くという同じ意味を持っている とは面白いですね.

2.一心に働くこと=成果とはいえない悩み?!!

※ 私たちが計画した目標(成果)を達成するためには、一心(心を込めて)に働くことが、最も大切なことですが、皆さんも経験されているごとく、一心に働けば予期した成果が必ず出るかといえば、そうとは言えないところが難しいのですよね.
※ 成果が出ない事由としては、大きく三つのことがあげられます.

1つは、一心に生産したり、販売しても、それがお客の求めているものと違っていたらまずダメですよね.

2つは、お客が求めている良いものを作ったり、販売しても、そのために余分な費用がかかると、これもダメですね.特に現在は、価格がとめどなく下落していますから(販売競争、受注競争が激化)、ムダなことはしていないようでも、成果(利益)がなくなってしまうことが目に付きます.

3つは、組織の中で大半の人は一心に仕事をしていても、一部の人にそのような気持ちがなかったら、やはり成果は出ません.これが怖いんです.仕事はチームプレーですから、必ずみんなの足を引っ張ります.

3.「仕事」と「稼ぎ」と三つの汗

※ 私たちの生活(プライベート)、私たちの職場、私たちの会社は、私たちしか 守れません.
※ 私たちは、そのために仕事をしているのです.私たちの生活は、私たち一人 一人の仕事の仕方にかかっています.それは三つの汗をかくことです.

つまり、一心に働くとは、
① 単に身体に汗して働くことだけではなく、
② 時間やモノやお金を大切に使うために工夫する頭脳の汗も、大いにかく必要 があります.
③ そうして、一人一人が担当する仕事に責任を持ち、共に協力し合って顧客満足と生産性向上にまい進するためには、心にも汗をかくことが大切です.

※ こうした努力が実ったときに、初めて成果が挙がり、それが給料(私たちにとっ ての稼ぎ)として返ってきます.

以 上

 

竹馬事務所 竹馬 昭雄でした。
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